作詞の際のアドバイス
当然、向き不向きもあるかとは思いますが、世間から認められる様なシンガーソングライターになるには経験も一定数必要になってきます。しかし、長年活動しているからと言って素晴らしい歌詞を書き続ける優秀なシンガーソングライターであるとは一概にはいえません。逆にいえば、自分の趣味程度に書いていた歌詞を試しに楽曲提供という形で世に出した途端に一挙に知名度を得た様な経験の浅い作詞家さんがいたりもするので、職歴だけでは語る事が出来ない世界であることがよく分かるかと思います。
ではどんな人がシンガーソングライターとして活躍して、前線で活躍をしているのでしょうか?意外と知っている人も少ないのでは無いでしょうか?今回の記事では、音楽に欠かせない作詞家という職業で成功するコツのような部分や、キャリアのスタート地点について簡単に触れていければと思います。興味のある方は是非最後まで読んでみてくださいね。
歌詞を通して伝えたいメッセージとは?
人々の中には、潜在的に常に自分を何かしらの形で表現して認めて欲しいという強い自己承認欲求が必ずあると言われて居ます。これには近年の若い人を中心としたSNSの広がりも大きく影響しているのは間違い無いと言えるでしょう。私が出会ってきた多くの“シンガーソングライターを生業として生活している様な人達”は歌詞を書いたり文字で気持ちを表現する事を仕事としてやっているという感覚があまり無いのかも知れません。ただその時に思う事や表現したい事を文字にしているだけであって、あまり深く考えて居ない様な雰囲気さえ感じます。
そういった直感的なタイプでは無い作詞家ももちろんたくさん居ます。例えば、一日スタジオに籠りながら一文字ずつアイディアが降りてくるのをひたすら待つようなタイプの方などです。
直感的な才能だけでは無く時間をかけて絞り出された作品には違った種類の魅力があると思います。それでも、煮詰まってしまった場合には、“曲を通して自分が何を言いたいのか、何を世の中に伝えたいのか”という点について突き詰めてみることをお勧めします。
他人が描いた歌詞や文章から学ぶ
クリエイティブな仕事をしていると、人のアイディアを盗む事は一番の悪であると言った具合に捉えられる事がありますが、“盗作”と“インスピレーションを受ける”事は全く違う事です。例え優れた作品から影響を受けて作成した作品だったとしても、全く同じものが生まれる訳では無く、そこにはあなたの個性であったり、あなたにしか出せない個性がしっかりと詰まっているはずです。だからこそ日頃から本を読んだり、曲の歌詞に特に注意しながら生活をする事が大事なのです。
いきなり長すぎる歌詞はNG
作詞の経験がまだ浅く、これからたくさんの事を学んでいこうと考えているのであれば、長い歌詞の作成から取り掛かるのはあまり賢い判断では無いかも知れません。途中で嫌になってしまい、作詞すらも嫌いになってしまっては元々子もないですからね。
出来るだけ短い内容に留めておいて、まずは一曲毎に描いていき、作詞活動に身体を慣らしていく事が大事です。
普段から会話で使う言葉使いの意識
歌と日常会話は、一見すると全く別の言語やボキャブラリーを扱っている様に感じがちですが、実際はそんな事はありません。有名な作詞家や良い歌を歌うアーティストに共通して言えるのが豊富な語彙力です。それは歌だけでは無く私生活にしっかり反映されていて、話の内容や深みを感じる事がとても多い様な気がするのです。
そういた感性を引き伸ばすためには普段の言葉使いの意識だけでは無く、積極的に新しい言葉を学ぶという姿勢もとても大事になってきます。本を読むでも良いですし、インターネットで違う言葉の言い回し方などを積極的に学ぶ姿勢が、作詞家として成功する為には必要だと言えるでしょう。ここで注意する事は、やり過ぎること。あくまでも自分の言葉で作詞をしなければ、折角のあなたの感性が薄れてしまう事も十分に有り得るからです。
何も一朝一夕で行く事は一つも有りません。向上心を常に持ちながら新しい物事に挑戦する姿勢はどんな職業にも共通して言える事なのかも知れませんね!